【固定費削減】家賃を見直そう。賃貸からURへ。

貯める

私たち夫婦は、2022年の5月に引越しをしました。

私が嫌いなのは「固定費」

タイトルの通り、私は「固定費」が大嫌いです。

しかし家計簿を見直すと、生活費の中で大部分を占めているのが、この大嫌いな固定費なのです。

固定費といっても様々な項目がありますが、これらは一度、契約や購入してしまうと毎月必ず支払わなければならない費用です。
自分で契約や購入をしてしまった以上、もちろん払う必要があるのですが、固定費だけは「払って良かった!」と思ったことがありません。

固定費
  • 住居費
  • 水道光熱費
  • 通信費(携帯、インターネット)
  • サブスクリプジョン費
  • 自動車関連費 …etc

この中で特に私が一番無駄だと思っているのが「住居費」です。

お金のことを意識してなかった頃は「家賃は世帯月収の3割が相場」との一般論に沿った家賃の家に住んでいましたが、お金の勉強を始めてから改めて家計簿を見ると「えっ、高すぎん?!」と考えるようになり、こんな高い家賃の家に住んでいられないと思い、引越しすることを決断しました。

引越し前の家賃は「12万円」

結婚して最初に住んだのは家賃12万円の3DKのアパートです。
このアパートは駅から徒歩3分。6畳の和室があり、部屋に入るとふわっと畳のいい匂いがするのです。ちょっと古めかしい出窓も付いていて、まるでお婆ちゃんの家に帰ってきたような懐かしい気持ちにさせてくれる家でした。

このアパートを借りる時に、妻と「冬にはコタツでみかんとアイスを食べてテレビを見よう」なんて夢を語りながらワクワクしたものです。
しかし、いざ住んでみると、こんな夢は一回やれば覚めます。すぐに飽きます。
そもそも私たち夫婦はゲームが大好きで、一日中デスクに座り、パソコンでゲームをする家庭です。
そんな家庭に不要な和室は、いつの間にか電気も灯されず、コタツが悲しげに置かれているだけの部屋になってしまいました。

ひと部屋を無駄にしていることはわかっているものの、「仕事が忙しい」や「引越しするのも面倒臭い」など、色々な言い訳をしてほったらかしにしていました。
ここで怖いのが、「固定費は払っている実感がない」ことです。
気づいたら毎月支払いをしていて、残りのお金で生活するサイクルができてしまっているので、見直そうと真剣に思わない限り、固定費を下げることは絶対にできません。
私もお金のことを勉強するまで、真剣に固定費を下げようと思いもしませんでした。
お金の勉強を始め、家計簿を付け出してからようやく、固定費を見直すことを始めました。

そこでまず圧倒的に費用が高かった家賃を見直すことにしました。

家賃を「6万円」にする。結果「UR」を選択

「とにかく家賃を安くしたい」との思いから、次に引っ越すなら家賃は半額にしたいと思っていました。
住んでいたアパートの家賃が12万円だったので6万円以内の物件です。

私は関東圏に住んでいるのですが、家賃6万円の物件を検索すると大量に出てきます。
選択肢が多い分、一軒一軒見るもの大変で、10件くらい見るとだんだん飽きてきてしまいます。
そこで、固定費だけでなく初期費用も抑えたいという条件も含めて物件を探すことにしました。

しかし礼金や仲介手数料がゼロの条件を入れても、まだまだ大量に物件が出てきてしまい、結局悩むことには変わりませんでした。
そこで出会ったのが「UR」です。

「URであーる♪」

このフレーズをCMで観たこと、聞いたことがある人もいるかと思います。
正式名称は「独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」です。この機構は、自身で所有する不動産を扱っている巨大不動産仲介業者であり、昔ながらの団地を扱っていることで有名です。

なぜURを選択したのかといいますと、「とにかく初期費用が安い」からです。

「敷金、礼金、仲介手数料、ナシ♪ナシ♪」とCMでも歌われていますが、かからない費用はそれだけではありません。
その他にも「鍵交換代、火災保険(※)、保証料、2年後の更新料」もゼロです。
※任意で加入する

これにはびっくりです。
初期費用は家賃の4,5ヵ月分はかかると思っていたのですが、URなら1ヵ月分で済んでしまいます。

URは団地を扱っていることで有名ですが、私がイメージしていた昔ながらの団地とは大きく変わっています。外見はまだまだ昔ながらの団地っぽさが抜けませんが、内装はリフォームされていてめちゃくちゃ綺麗なんです。

出典:https://www.ur-net.go.jp/chintai/

イメージとのギャップに驚き、一般的な賃貸の2DKと比べて専有面積も広いので、すぐに契約することにしました。
その結果、家賃は半額の6万円になりました。

UR最高。しかしデメリットもある

半年ほど住んでみましたが、今のところ後悔はまったくありません。

むしろ引っ越して正解と毎日のように思うのですが、人によってはデメリットと感じる部分もあります。
私が住んでいる物件で思うデメリットはこちらです。

URのデメリット
  • 駅から遠い
  • 水回りに昔ながらっぽさが残っている
  • お風呂とトイレに換気扇が無いので冬は寒い
  • 部屋の出入り口の背が低い

駅から遠い

私が住んでいる物件は家賃が安い分、駅から遠い所にあります。
バス停は家から近いのですが、最寄りの駅までバスで20分かかります。ショッピングやレジャーなど、よく駅を使って出掛ける人にとっては、これはやはりデメリットかと思います。
ただし、団地の敷地内にはスーパーや病院、薬局、公園などがあり、駅まで行く必要がないほど施設が充実していますので、住んでいる分には何も困らないです。
このご時世、テレワークによって家で仕事をすることが多いので、駅までの距離はそこまで気にする必要もなくなったのかなと思います。

水回りに昔ながらっぽさが残っている

次に気になるのは「水回り」です。
お風呂場は昔の構造をそのままにして、中身をリフォームしているので、例えば浴槽と床の間に隙間がある物件もあります。

出典:https://www.ur-net.go.jp/chintai/

きれい好きの方で、ここを掃除することが面倒臭いと思う人にとってはデメリットかと思います。
(私は掃除しなくても気にならないんですけどね。)

あとは床がタイルなので、冬場は冷たくて辛いです。
シャワーで温めるまで、つま先立ちで耐えるしかありません。ある意味いい運動かもしれないです。

お風呂とトイレに換気扇が無いので冬は寒い

お風呂とトイレには換気扇が無く、その代わりに小窓があります。
そのため、換気するためには窓を開ける必要があるのですが、これからの時期は寒くて大変です。
まだ冬本番ではないこの時期でも充分に寒く、言うなれば「外」です。
お風呂を使う時はシャワーで温められるので寒いのは最初だけですが、トイレは違います。夜中に起きて薄着でトイレ行こうものなら寒くて死にそうになります。
なのでトイレに行くために暖かい格好をする必要があり、これが面倒です。

この寒さと面倒臭さに耐えられない方にとってはデメリットかと思います。

なお、団地は部屋も寒いとよく言われますが、加湿器と暖房(21℃設定)で何ら問題なく暖かく過ごせています。
しいて言うならば、足元が寒いくらいですかね。

私は「まるでこたつソックス」を最近買って履いているので、多少、寒さが緩和されています。

※本サイトはアフィリエイト広告を使用しています

\楽天ポイント5倍セール!/
楽天市場

部屋の出入り口の背が低い

このデメリットは身長にもよりますが、173cmの私でも気持ち屈んで部屋を出入りする必要があります。昔ながらの団地なので、おそらく身長が高い人を想定していなかったんだと思います。
特にお風呂場の出入り口は背が低く、私は何回か頭をぶつけています。

まあ、これは慣れれば気にならないし、被害も回避できるので、大したデメリットではないですね。

生活水準を落とす勇気が必要

結局は今の暮らしからどこまで生活水準を落とせるか、どこの水準まで許せるかにかかっています。
家族がいる方は自分だけではなく、ご家族の思いもありますので、よく話し合う必要があると思います。

私の場合、悩んだのは水回りです。
特にお風呂の浴槽と床の隙間、床がタイルであるのが気になっていました。社会人になってからお風呂場の水準を落としたことが無かったので、相当悩みました。

「冬は床が冷たいけど大丈夫か?」「掃除は大変ではないか?」などなど・・・。

妻と話したところ、妻も私と同じ水準の家に住んでいましたが、お風呂場のことはあまり気にしていないようでした。
私も昔を思い返すと、子供の頃はトイレが外にあり、お風呂も薪で沸かす家に住んでいたので、知らないうちに自ら生活水準を上げていたのだと気付きました。

すこし気がかりではありましたが、半年住んでみて思ったことは「1週間あれば何事にも慣れる」です。

駅までの遠さや水回り、部屋の出入り口など、最初は不便・嫌と思っていましたが、今では気にならなくなっています。人間はすぐに慣れるんだなと思いました。

生活水準を落とすには勇気が必要です。
しかし、一度落としてしまって1週間経てばこっちのものです。

勇気を振り絞って生活水準を落としましょう。
そうすることで無駄な固定費を無くすことができます。

まとめ

今回は、固定費の中で一番削減効果があると考えている「住居費」を取り上げさせていただきました。

また別途、他にも我々夫婦が取り組んでいる固定費の削減方法をご紹介したいと思います。

「固定費を最小限にして、投資に最大限回しましょう」

それでは!

タイトルとURLをコピーしました