前回の記事では「最初の100万円を貯めた方法」をご紹介しました。

今回は、「最初の100万円を貯めた人向け」に、そのお金を運用しようというお話です。
お金を「貯める」から「増やす」へ
この記事の内容はとてもシンプルです。
貯蓄を投資に回す
これだけです。
「最初の100万円」を投資に回しましょう。
銀行口座のお金は預けているだけで減っている。
びっくりしますよね。
しかし、事実、貯金したお金の価値はどんどん減っていっているのです。
例えば、今までジュースが100円で買えていたとします。
それが物価上昇によって、ジュースが120円になった場合、もう100円では買えなくなりますよね。

つまり、物価上昇によって「お金の価値が減っている」のです。
日本銀行は「物価上昇率の目標を2%」としています。
3.今回新たに導入した「物価安定の目標」は、日本銀行として、持続可能な物価の安定と整合的と判断する物価上昇率を示したものである。日本銀行は、今後、日本経済の競争力と成長力の強化に向けた幅広い主体の取り組みの進展に伴い、持続可能な物価の安定と整合的な物価上昇率が高まっていくと認識している。この認識に立って、日本銀行は、「物価安定の目標」を中心的な物価指標である消費者物価の前年比上昇率で2%とすることとした。
日本銀行HP:金融政策運営の枠組みのもとでの「物価安定の目標」について
一方で「三井住友銀行」や「三菱UFJ銀行」「みずほ銀行」など、メガバンクの定期預金にお金を預けていても、「金利はせいぜい0.002%」ほどです。
(普通預金においては0.001%です。)
物価上昇率2%に対して、銀行の金利が0.002%・・・全然追いついていないですよね。
銀行にお金を預ければ「元本保証!」「リスク無し!」と言われていますが、お金の価値に焦点を当てると元本割れ、リスク有りといえるのではないでしょうか。
なぜ投資なのか
投資先には、不動産や投資信託、株式投資などの種類がありますが、ここでは 「投資信託」「株式投資」を例に説明いたします。
物価が上昇すると企業の売上が上がります。
企業の売上が上がると企業が成長するので株価も上昇します。
リーマンショックやコロナショックのなど、異例の事態が発生した時は企業の成長に影響してしまうため、株価が下落してしまうかもしれませんが、基本的には物価上昇に伴い株価は上昇するはずです。
以下に示す投資信託を一例に見ていきましょう。
2018年初めから2019年中頃までは下落傾向にありましたが、その後は上昇しています。
2017年、2018年・・・どのタイミングで投資信託に投資したとしても、長期的な視点で見るとお金が増える可能性があります。

出典:SBI証券公式サイト
2018年1月頃は「12,000円」でしたが、2021年9月頃には「15,000円」となっています。
その増加率は25%です。年利は約7%です。
(コロナ時期は8,500円でしたので、増加率は約100%、年利は約50%です。)
日本銀行が目標としている物価上昇率2%を超えていますよね。
これが投資が秘めている可能性なのです。
実践効果
私は2019年末までに200万円貯めた後、2020年2月から投資を始めました。
私が保有している投資銘柄は下記の通りです。
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
- ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- インベスコQQQ 信託シリーズ1
- 日本個別株
「2020年2月」というのは最悪のタイミングで、その1か月後にまさかのコロナショック。
株価の大暴落を経験しましたが、「給料日に5万円、ボーナス日には20万円」を継続して投資に回したおかげで、2021年11月現在の資産は、私個人だけでも約600万円になっています。

夫婦の資産の詳細をこちらにまとめていますので、参考にしていただければと思います。

まとめ
「貯金は実践できるが、投資はなかなか怖い・・・」と思う方もいると思います。
おっしゃる通りです。
投資は得られるものが大きい分、失うものも大きくなる可能性があります。
あくまで自己責任となりますので、「実践してください!」とは言えませんが、まずは勉強するところから始めてみてはいかがでしょうか。
投資を学べる本
私が投資を始める前に勉強した本3選です。
投資を始める前に、私が勉強に使用した本を載せておきますので、是非、参考にしていただければと思います。
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